3月22日、広島国際大学大学院実践臨床心理学専攻元教授の海塚敏朗先生においでいただき、
あらかじめ会員から募っていた質問を元にお話しいただきました。
当日参加者からの体験や悩みなど海塚先生に聞いていただき、心のこもった言葉をたくさんいただき
ました。海塚先生はおしゃれで気さくな温かいお人柄がにじみ出ているような方で、何でも話したくなる
雰囲気の方でした。
いろんな質問が出たなかで、多かったのが兄弟間での配慮についての相談です。
弟、妹であるにも関わらず、兄、姉に特性があるため、我慢することが多く、褒められることが少ないと
いう状況に不満を抱くことから様々な問題が発生します。
できる限り子どもの気持ちを言語化して伝える事が大事だと言われました。
例えば、「あなたの事をきちんと見ていたよ。」「よくやったね。」「えらかったね。」
「寂しかったね。」「悔しかったね。」と、声に出して伝えること。
私たち親は、言わなくてもわかっているだろう、言ってもわからないだろう、などの理由から、これまで
言語化いていない事実に改めて気づかされました。
1番印象に残ったのは
「家族は1つの舟に乗っている。帆先が沈んでいなくても後ろが沈めばいつか舟は沈むように、
家族は1つのまとまり。親が変われば子どもも変わる。」 という言葉です。
今回の茶話会は、笑いあり涙ありでしたが、みなさんカウンセラーに話をしてきたかのように、
すっきり明るい顔で会を終えることができました。
海塚先生には、今後も会に関わっていただく予定です。